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“Who is Miss Info?”
Exclusive Interview
 

2013.02.05

Who is Miss Info?


NYの人気ヒップホップラジオ局Hot 97にて、ニュースディレクターとして活躍するMinya Oh(aka Miss Info)。シカゴ出身の韓国系アメリカ人の彼女は、幼い頃にヒップホップカルチャーに魅了され、NY州コロンビア大学でジャーナリズムを専攻。卒業後、The Source, XXL, VIBE, Rolling Stone Magazine等の音楽誌にて、編集やライターの仕事に携わり、MTVのヒップホップニュースを経て、今の仕事に就く。多くのアーティスト達と交流を持ち、独自の観点から毎日最新のヒップホップニュースを長年リポートし続ける彼女は、まさにヒップホップニュースの原点と言っても過言ではない。去年の11月には、親友でもあるファレル・ウィリアムスのブック『Pharrell: Places and Spaces I've Been』のリリースイベントに、ファレルと一緒に来日もはたしている。そんな彼女のヒップホップ業界の苦労話から今に至までのサクセスストーリーを語ってもらった。






Universe:現在、Hot 97にてニュースディレクターとしてご活躍なされていますが、今の仕事に携わるきっかけを教えてもらえますか?

Miss Info:まず始めに、私はすごいシャイだったので、まさか自分がラジオやテレビに出演する仕事に就くとは想像もしていなかったわ。ただ私は、情報をみんなに伝えたりリサーチすることが凄い好きだったの。若い時からヒップホップカルチャーに憧れていて、何かこのカルチャーに貢献できる仕事に就きたかった。Hot 97から仕事をもらう前は、The Source, XXL, VIBE, Rolling Stone等の音楽誌で編集の仕事をさせてもらって、その後にMTVのSwayの番組用に音楽ニュースのライターを担当したわ。ある日Swayから、Hot 97のモーニングショー出演用に、ヒップホップニュースを用意してほしいと頼まれ、MTVと同様にSway用のニュースを準備してステーションへ出かけて行ったの。その時にSwayからラジオ出演の依頼をもらったのがHOT 97との始まり。いきなりSwayからマイクを渡されて、その日にラジオに出演することになったの。今振り返れば、Swayには本当に感謝してるわ。彼のアドバイスのおかげで今まで抱えていたステージ恐怖症も解決でき、今の私のキャリアが存在してるわけだし。

Universe:どのくらいHot 97でニュースディレクターを担当していますか?担当している番組は?

Miss Info:少なくとも7年間は担当しているわ。今担当している番組は、Hot 97のヒップホップニュースとFunk Flexの番組用のCelebrity Dramaリポート。何かブレーキング・ニュースがあれば、どこにいてもリサーチし、リポートしているわ。また、Hot 97とは別に、イギリスのBBCラジオ局のCelebrity Dramaリポートも担当させてもらっているの。

Universe:アジア人の女性としてヒップホップ業界でご活躍なされていますが、人種の問題で苦労したことはありましたか?

Miss Info:私がヒップホップの仕事を始めた90年代はまだ、女性には厳しい業界だったし、特に私はアジア人というのもあってとても苦労したわ。過去に仕事したHip Hop誌でも、あえて自分の本名を使わないでペンネームを使ってたりね。そうすることによって読者が、私の人種とは関係なしに私の記事だけで、私の能力を判断してくれることができるから。とにかく沢山の苦い経験をしたわね。例えば、アジア人の女性にヒップホップの何が分かるのか?とよく言われたこともあったし、ステレオ・タイプ的なアジア人の女性のイメージ、例えば、ビデオガールだったり、優しくて、ナイーブなイメージだけを持たれていて、仕事がスムーズに進まないこともあったり。今はこの業界で沢山のアジア人が活躍しているのをみると、本当に嬉しく思うの。


Who is Miss Info?


Universe:Miss Infoのネーミングの由来は?

Miss Info:自分の性格なのか元々情報収集するのが好きで、Miss Infoのネーミングの前も、いつもまわりの友達や関係者からいろんな情報の質問をよくされてたの。例えば、どこのネイルサロンがお薦めかなのか、ベストなラーメン屋は?とか、どこのイタリアン・レストランへ行けばいいか?等と質問されて、いつも10件くらいお店の情報をリストしてみんなに送っていたのよ。そんなある日、友達のキムに仕事用のネーミングを何にするか相談していて、その当時ハーレムに住んでいたんだけど、近所の洗濯屋さんの名前がMiss Bubble(ミス・バブル)で、「Miss」というサウンドが凄い気に入って、Missを使ってのネーミングを考えた時に思いついたのが、Miss Informationだったの。でも、Informationは少し長かったから、Miss Infoになったというわけ。

Universe:今まで、Hot 97で一番大変だった仕事は何ですか?

Miss Info:サマージャムね。今では夏のアイコニック的なイベントになっているけど、このイベントを生でウェブキャストしているから、7万人ちかい観客の前でアーティストを紹介することは今でも緊張するわ。その他に、バックステージにVIPエリアを設置していて、ステージに出演前のアーティストにインタビューしながらイベントの生リポートをしていくんだけど、中にはBeefのあるアーティスト集団がいたら、彼らを別の部屋に待機させたりと、イベント当日は何が起こるか想像できないから大変ね。でも、その反面エキサイティングなイベントでもあるわね。


Who is Miss Info?


Universe:今までのキャリアを通して思い出深い出来事は何ですか?

Miss Info:Dipsetのリユニオンイベントね。Red Bullのスポンサーで、Dipsetリユニオンのイベントをオーガナイズさせてもらったわ。インタビュー形式のディスカッションイベントで、Cam'ron、 Jim Jones、 Juelz Santana、 Freekey Zekeyが参加して昔の思い出話を語ったり、メディアに知らせていない話をしたり、キャムロンとジェイZのBeefの話をしたりと、Dipsetメンバーの破局以来のリユニオンだったから、ファンも大喜びだったし、私のキャリアの中で一番思い出深いイベントだったわ。過去にたくさんの上辺だけのリユニオン・イベントをみたことあるけど、Dipsetのリユニオンは、本当にリアルだったと思うわ。あともう一つは、Nasの傑作アルバム『Illmatic』を雑誌用にカバーしたことね。Nasとはそれ以来ずっと交友関係もあるし、今でもよく一緒に仕事させてもらってるわ。

 

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DATE : 02.05.2013 | CATEGORY : CULTURE

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