ダンディーでエレガントなコンゴの紳士達。
赤道の国、アフリカはコンゴ共和国の首都ブラザビルのスラム街を、ブランド物のスーツで街を闊歩する紳士達 “SAPE (サペ) ” をクローズアップした “GUINNESS” ビールのCMをクローズアップ。
街並みとは対照的なカラフルな色のスーツを着こなしているこの男性達は、“SAPE(Société des Ambianceurs et des Personnes Élégantes) = エレガントな人々の集団” というコンゴ発祥のファッション美学を実践している情熱的な人々のこと。平均月収約300ドルの彼らが、何ヶ月分ものお給料を費やしてお洒落を楽しんでいるわけなのだ。
ただ着飾るだけではなく、「服装の色は3色まで」というのが “SAPE” の美学。そしてもうひとつの重要な要素として「モラルを重んじること」。服装も精神もエレガントであろうという彼らの美学と意識の高さは、ただただ感心するばかり。また、“SAPE”をテーマにしたCMの製作に踏み切った “GUINNESS” のアンテナの高さにも今後注目。