NikeやGatorade、そしてG-Shock(CASIO)などの名立たる企業がスポンサーに付き、もはやセレブプロBMXライダーの仲間入りを果たした“Nigel Sylvester(ナイジェル シルベスター) ”が、自身の所属する“Animal Bikes”のジャパンツアーの為に来日。その忙しい日程の最中インタビューを敢行し彼の素顔に迫った。
— 今回日本に来た目的は?
今回は、僕と5人のライダーと一緒にスポンサーでファミリーでもあるAnimal Bikesのツアーで来日したんだ。日本に来るのは3年ぶりになるかな。 日本でアニマルを取り扱ってくれてるショップを、1日に2、3店舗まわってる。本当にクールなショップばっかりだね。
あとはそのショップの地元のライダー達と一緒にBMXに乗ったり、チルしたりと貴重な時間を経験させてもらってるよ。ランプがあるショップとかもあってみんなが乗ってるのを見ているのは本当にエキサイティングだね。中にはいい動きをしてる子達もいるしね。とにかく日本のファンのみんなに会えてすごく嬉しく思ってる。サインをして、一緒に写真を撮ったらすぐにInstagramやFacebookにのせてるし(笑) 彼らの目の前で実際にライディングを見せられるのは、とってもいい刺激となってるんじゃないかな。
— 日本でBMXに乗った印象は?
実はまだ一日しか乗れてないんだ。来週は乗る時間がありそうだから楽しみにしているよ。日本は坂が多いし滑ったら面白そうなスポットも沢山あるしね。先日いったショップで日本人のライダーのビデオを見る機会があったんだけど、スポットの使い方1つとっても、とてもクリエイティブだなって印象を受けたよ。
世界中でどこを探しても全く同じスポットなんてないし、それと同じで世界中どこを探しても全く同じライダーなんていない。ひとり一人が表現者だし、いつも乗ってる場所でそのライダーにしか出せない個性が出てくる。BMXを通してどこまで自分を表現できるかが勝負だと思うよ。
— BMXを乗っている上で日本とアメリカの違いは感じましたか?
日本はフラットのライダーが多い印象かな。日本特有の芸術性が高い文化の影響じゃないかって僕は思ってるんだ。でもストリートはまだまだ盛り上げられると思うよ。そのために僕たちが来日した訳だし。実際に僕らのライディングを見て、もっといろんな人に興味を持ってもらえたら嬉しいね。
環境のことだと、日本はアルミ製のガードレールが多いね。BMXにとって実はあんまり嬉しくないんだけど(笑) ペグが金属製だから引っかかっちゃうんだよね。でも本当にエキサイティングなスポットも多いから、来週ストリートに出て乗るのがめちゃくちゃ楽しみだよ。警察がちょっとうるさいってのは聞いたけど、それは本当につきあい方次第かな。でも日本だけじゃなくて世界中どこへいっても警察とは上手くやらなきゃいけないから。俺らがやってること自体が違法だからね (笑) 建造物にキズをつけたり、削ったり。捕まらないようにしないと。
— どこかお気に入りのBMXスポットはありましたか?
1つあるよ! あれは僕のドリームスポットだね!赤坂のホテルの近くなんだけど、本当に完璧なスポットだったから早くそこで撮影したいよ!
— BMXスポット以外で、個人的にお気に入りの場所は?
日本では食べ物とショッピングが結構お気に入りだね。今まで回ってきた日本のショップはどこもよかった。アメリカでは手に入らない、アメリカ製のアイテムがあったのには本当びっくりしたよ。
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