2019春夏のテーマは“PARACHUTE”
1998年のオープンから21年。今や中目黒を代表するショップとして知られるまでに成長した“BAMBOO SHOOTS”の甲斐一彦氏が新たなブランドをスタートした。その名もまた[BAMBOO SHOOTS(バンブーシュート)]。
本ブランドでも、スタンダードなカジュアルウェアを展開するが、それはみんなにとっての「スタンダード」ではなく、あくまでの「甲斐一彦」のスタンダードを落とし込んだアパレルを展開する。まさしく、アウトドアと古着にどっぷりと浸かってきた氏がつくる「超個人的・超良質なカジュアルウェア」なのだ。そして今季のテーマ[PARACHUTE]についてこう語っている。
服の色には意味がある。
KHAKI は土埃のなかを歩いても汚れが目立ちにくいからパンツに取り入れられた。MA-1 の裏地が派手 なオレンジ色なのは不時着時のレスキューカラーになっているから、なんてのも有名な話だ。 アウトドアプロダクトに鮮やかなカラーが取り入れられているのは、白い雪山で他の人から認識しても らうため。これも時と場合によっては命に係わるから重要なことだ。もしかしたら美しい自然へのリス ペクトとして、きれいな色を採用しているブランドもあるかもしれない。僕は洋服のカラーについては ベーシックなものが好きだ。つまり黒があって、オリーブとネイビー。あとはヘザーグレイくらいなら あっても良いかもしれない。それ以外の色を着るのは少し気恥ずかしい。 だけど時には、服の色の意味なんて考えないで、好きなように着るのも悪くない。parahute の色には意 味もルールもない。好きな色を好きなように組み合わせればいい。 軍隊ではもちろんオリーブカラーなんてのが多いんだけど、それ以外は本当に自由だ。赤の隣にあるの がオレンジでもいいし、別にパープルにしても誰も文句は言わない。 意味なんて考えない。自分が好きなように色を組み合わせて、それを楽しめばいい。
言い換えれば、 パラシュートをテーマに、規則のない好きな色の組み合わせを純粋に楽しんで表現したかった。という 事です。 – 甲斐一彦 -
■INFO:BAMBOO SHOOTS | 03-6821-5233