Vol.4となる“TOKYO NEW STYLE GUIDE”でクローズアップするのは、代官山の路地裏にひっそりと佇み、最新でいて洗練されたアイテムが、着る者をワンランク上のスタイルへと昇華させてくれるセレクトが人気のショップ“C'est Vingt-Trois(セ・バントゥア)”。“C'est Vingt-Trois”とはフランス語で“23”を意味し、オーナーである河野氏がリスペクトする伝説的なバスケットプレイヤー“Micheal Jordan”の背番号がショップ名になっているのだ。類まれなセンスと審美眼が海外のアーティストからも注目される理由を解明すべく、ショップ名にちなんだ、“23”問の質問を用意し徹底解剖させていただいた。それではお楽しみください。
I. 河野さんがアパレルの世界に入った経緯を聞かせていただけますか?
Kono:23才の時にアメリカから帰国したんですね。その当時にスニーカー好きが高じて自分で立ち上げた“23 Pairs”というサイトで、コレクションしたスニーカーを販売したのが始まりです。
II. お店を始めようとしたきっかけは?
Kono:どうしてもインターネット販売だと、メールや電話でしか人と接することが出来ないことに物足りなさを感じてました。それで顔を見ながら接客が出来るお店をやりたいなと思い思い切ってオープンしました。
III. ブラックカルチャーにはまったきっかけは?
Kono:高校生の時に聴いた“KC & JOJO”に衝撃を受けたのが最初かな。その後、いつも一緒に行動していた仲間と、NBAのユニフォームや3XLとかのオーバーサイズの洋服を着るようになり、いわゆるB-BOYになっていったのがきっかけですかね(笑)。
IV. 代官山を選んだ理由は?
Kono:特にないんですよ(笑)。何となく代官山で物件を見ていたんですけど、3件目位で決めちゃいました(笑)。
V. お店のコンセプトは?
Kono:「モードとストリートの融合」です。
VI. 内装もすばらしのですが、内装デザインのコンセプトもありましたか?
Kono:アートディレクションとしてSIMON君のアルバムに参加したりしている“Narishige”という昔からの仲間がいるんですね。その彼がお店のロゴやデザインを持ってきてくれたのを見たらそれが完璧で、一発で決定しました。オリジナルTシャツなんかも彼が作ってくれてます。
VII. ファッションアイコンとして注目しているアーティストは?
Kono:もう“Kanye West”一本ですね!ASAP Rockyなんかもハイブランドを着たりしてますが、僕的には少し子供っぽく見えてしまう部分があったりするんです。Kanye Westは、一見大人っぽい着こなしで落ち着いてるのかなと思わす反面、ライブでは圧倒的なパフォーマンスを見せたりするギャップがかっこいいです。
VII. 2013年の秋冬で注目しているファッションアイテムは?
Kono:うちは基本的に下半身は細めで、上半身のアイテムを長めに着てスカートっぽく見せるスタイルを提案しているんです。なのでそのスタイルにはまるアイテムをもっと押していこうかなと思っています。
XI. 音楽的に注目しているアーティストは?
Kono:“Kendrick Lamar”とNY時代の友達の“Square Off”ですね。
X. 注目している海外のショップはありますか?
Kono:最近はアメリカよりどちらかというとヨーロッパの方が強いので、ロンドンにある“HOSTEM”には注目しています。小さいショップなんですが、セレクトが凄くいいので気に入ってます。周りはグラフィックだらけの所にあるんです。
XI. これからのシーズンにオススメのスタイルは
Kono:ズバリ、今日のコーディネイトの感じです。(笑)
スナップ着用分:オリジナルTシャツ、FEAR OF GOD(インナータンク)、BALMAIN(パンツ)、NIKE AIR Yeezy
XII. お好きなブランドは?
Kono:GIVENCHYとRICK OWENSです。
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