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BudaMunk×Takumi Kaneko×mimismooth『First Jam Magic』Interview
 

2013.05.28

First Jam Magic


"Hennessy artistry – Secret Session" シリーズ上、もっとも反響の大きかった1 組と言える“BudaMunk x Takumi Kaneko x mimismooth”。そして、その3人が再び集い、即興だからこそ起こりえる奇跡が散りばめられた話題の1枚が完成。今回はその制作秘話や作品に込めた思いをインタビューで語っていただいた。


Universe mag:もともとは昨年開催された、“Hennessy artistry”でのセッションだけのためにユニットを組んだと聞いていましたが、今回“BudaMunk×Takumi Kaneko×mimismooth”の3人でアルバムを出すことになった経緯を聞かせていただけますか?

BudaMunk:本来は、言っているように“Hennessy artistry”だけでのユニットの予定だったんですが、セッションをしたことによってアルバムを出そうかという流れになりました。この時のセッションは基本的に即興で進めてて、3テイク目に何にも決めていない状態で始めたのが意外といい曲だったんですね。そこで「じゃあ、録ってみようか」って話になり、どんどん曲を増やしていったのが始まりです。

Universe mag:今回のアルバムにも収録されている「take 3」がその曲ですか?

BudaMunk:そうです。その曲ですね。

mimismooth:そういう意味ではアルバムになったのは、自然発生的なのかもしれないですね。「やっちゃう?」、「そうだね」みたいな(笑)。Henessyのセッションを行った当日には、もう話が出ていましたし。

Takumi Kaneko:俺はあんま覚えてないんだよね(笑)。その前にはやってなかったんだっけ?

BudaMunk:Takuさんと俺はありましたね。その時の曲も今回使ってますしね。mimiとも“Green Butter ”のアルバム内で共演してますし。

Takumi Kaneko:そういう意味ではこのために結成とかではなくて、みんな近い所にいるなら一緒に演奏しようよみたいなアピールを、俺はしていました(笑)。Buda君とmimiちゃんでもすでに作品を出してたから、タイミングだった部分もあるかもしれないですね。

mimismooth:Budaが軸になって私とTakumiさんが引き合わされた感じなのかな。

Universe mag:それでは、今回のアルバムのコンセプトについてお話しいただけますか?

mimismooth:まさにアルバムのタイトルの『First Jam Magic』ですね。ジャムセッションがきっかけで始まった3人なので、セッションの空気感とか、即興の面白さを大切にしました。あえて作り込みすぎずに、アドリブだったりその瞬間に出来上るものをそのまま作品に保持するという気持ちで制作しました。

Takumi Kaneko:そうだね。そういうコンセプトが大事なんだと常に意識しながら制作していきました。どうしても、「やっぱりここは直したいな」とか常に思ってしまうんですよ。ただそれをやってしまうと元々のコンセプトから外れてきてしまうので。

BudaMunk:俺はちょと二人とは違う部分も実はあるんです。俺はドラムとベースの音を後から足すといのもあるし、基本はループを組んだりするのが仕事なので、ただ自分がいいと思う音を作ることに集中しました。二人の仕上がりがそのままでも充分かっこいいから、ちょっとずつ音を録って作るよりかは、最初から最後までライブで通した方が面白いなと思ってたりしました。

Universe mag:4日間でレコーディングを終えたと聞いていますが、お互いの感性や表現したいことが合致しないと難しい期間ではなかったですか?

mimismooth:今回は本当に順調でした(笑)。もしぶつかり合いなどがあったらその期間では完成しなかったと思いますし。私は自分の中からただ出てくるものを表現しただけです。あと私もTakumiさんも最終的な権限をBudaに委ねていた部分が大きかったというのもあると思います。

BudaMunk:俺はちょこっとイコライザーで音をいじる程度だったよ(笑)。

Universe mag:アルバム全体的にネオソウルというかジャジーな雰囲気がよく出ているのかなと思いますが、それは三人の音楽性が重なった結果ということでしょうか?

Takumi Kaneko:そう思いますね。みんな多分ロックとかそういうった音楽よりかはジャズやヒップホップとかブラックミュージックの方を通ってきていると思うから、自然にらしさが出て、ジャジーな雰囲気を感じてもらえてるのかもしれないです。

mimismooth:こういう感じにしようよとか一切話し合わずに、いきなり「じゃ、やりまーす」みたいにはじまったので(笑)

Universe mag:実験的な部分が多かったとも言える訳ですね。

一同:そうだと思います。

mimismooth:Takumiさんが弾きたいようなコードが出てきて、Budaが叩きたいビートが出てきて、それに対して私が触発されるような感じのスタイルで歌ってきたので一切のプレッシャーやストレスが無かったです。

Universe mag:素敵ですね。ライブもそうでしたが、本当に気持ちよさそうなセッションだなと思いながら聴いていました(笑)。ストレスの無い雰囲気で制作が出来たことにより、個々で活動している時の自分と違うなって感じる部分はありました?

BudaMunk:あるかもしれないです。“Green Butter”の時は、基本的にはビートを先に作った上に楽器を乗せてもらってたんで、いつも通りの作業に近かったんですよね。でも今回はドラムだけ最初に作って、そこにTakuさんに弾いてもらい、その後に組み立てたりしたりと今までにやったことがなかったパターンもあって面白かったですね。

mimismooth:私は、自分が一番多く聴いてきたネオソウルやジャジーヒップホップに受けてきた影響を素直に出せたのかなと思っています。二人が、飾らず、気追わず歌わせてくれる環境を演出してくれたので、新しい自分と言うよりかは、自然体の自分で表現できました。

Takumi Kaneko:僕は、セッション自体は色々な方々とやってきたんですけど、それを形に残すのは今回が初めてだったんですね。あきらかに途中で「ダメかな今」って思う部分もあったりしたんですけど、でもそこを直すと今までのノリが崩れちゃうのも分るんで、そういう部分では自分を納得させるのが大変だったのもありました。実は(笑)。今思えば、逆にBudaがあえてそこを残してくれてたのが嬉しかったです。

BudaMunk:やっぱり、機械じゃ出せないそういう生の音の動きが大事だと思っていたので。

Universe mag:BudaMunkさんは、言葉じゃ表せないその時の空気感や世界観みたいなものを、いつも大切にしているイメージがあるのですが?

BudaMunk:そこだけじゃないですけどね。でも自分が絶対に譲れない世界観だけを守った結果が、今Takuさんが言っていたようなことに繋がるのかもしれないです。

Universe mag:その現場にいるミュージシャン同士じゃないと分らない領域ですね(笑)。現在mimismoothさんは上海をベースに活動しているとのことですが、向こうでの具体的な活動例をお話しいただけますか?

mimismooth:上海には一年半くらい前に引っ越しました。向こうではまた全然違うタイプの音楽もやっていたりしてて、一つはアコーディオンとウッドベースとジプシーギターとのジプシージャズバンド『A』で活動しているのと、もう一つはマレーシア人のシンガーソングライターの男の子とネイチャー/アコースティック系のアーシ―なグループ『Tribes Of Asaph』などライブがベースの活動をしています。

Universe mag:このメンバーで上海公演というのは実現しそうですか?

一同:是非やりたいですね!

mimismooth:資料も貰ったので、これから働きかけたいと思います(笑)。

Universe mag:今後またこの三人で新しいアルバムなどを出す予定は?

BudaMunk:まだはっきりとは決めていないですけど、何らかの形では出すと思います。

Universe mag:今後個々の活動予定は

BudaMunk:色々とあるんですが、まず“Sick Team”のインストアルバムがそろそろ出るのかな。あとは自分のビート集的なアルバムも出ますね。それとLAに居る時から一緒に活動してる“Joe Style”のアルバムも出ます。ISSUGI君ともアルバム作ってたり、ほんと色々あるので楽しみにしてて欲しいです。

mimismooth:私は近々のリリースという面では、今回の『First Jam Magic』だけかな。あとは、上海のプロジェクトの方が始まったばかりなので、今後はそこをメインに活動していく形になると思います。

Takumi Kaneko:僕は、メインの“cro-magnon(クロマニヨン)”でライブとリリースをしていくのと、個人的にはソロピアノで秋口位にはアルバムをリリースしたいと思っています。あとは変わらず、平日のセッションと週末の“cro-magnon”でのライブやフェスを楽しんでいきます。

Universe mag:それでは最後に、読者に向けて一言いただけますか?

一同:どんなシチュエーションでも聴けるアルバムに仕上がっているので、楽しんでポジティブなヴァイブスを楽しんでいただければと思います!


TEXT:Universe magazine




『First Jam Magic』

BudaMunk x Takumi Kaneko x mimismooth
『First Jam Magic』
LABEL : Jazzy Sport / JSPCDK-1016
RELEASE : 2013/05/29(水)
PRICE : ¥2,415yen(Tax in)
iTunes Store Link



Track List :
01. early birds
02. take 3
03. first jam magic feat. 仙人掌 from MONJU
04. yumeka makotoka (remix)
05. i wish (day dreaming)
06. 260412
07. ripe berries feat. "Lord Zen"R.ēL.Z.M.
08. slow
09. mellowed out cruisin'
10. mermaid's affair
11. said yesx
12. sailing to the moon

Featured Artist :
元晴 [ SOIL&"PIMP"SESSIONS / (仮)ALBATRUS ]
"Lord Zen" R.ēL.Z.M. [ Visionaries ]
mabanua [ origami PRODUCTIONS / Ovall / Green Butter ]
仙人掌 from MONJU [ DOWN NORTH CAMP ]

 




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DATE : 05.28.2013 | CATEGORY : MUSIC

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