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DJ HASEBEによる待望の日本語R&Bミックスがいよいよリリース
 

2011.08.03

 

『Manhattan Records The Exclusives Japanese R&B Hits』がManhattan Recordingsより8月3日にリリース。
過去にDJ HAZIME、DJ KOMORI、DJ SOULJAH等が手掛け、オリコン・ヒットの常連となっている人気シリーズ"THE EXCLUSIVES"の最新作となる本作は、『国産R&B』にフォーカス。中でも注目は、国内のシーンに『R&B』と言うジャンルを確立せたと言っても過言ではない、DJ HASEBE、SUGAR SOUL、ZEEBRAのオリジネイター三者による、"Siva1999"-"ZEUS2000"以来、およそ10年ぶりの共演曲"LOVE SHINES"!! 黄金トリオの再共演を待ちわびた往年のファンは勿論の事、若い世代も共感出来る歌力溢れるエモーショナルな1曲に仕上がってる。

 

 

 

Love Shine インタビュー

『Japanese R&B Hits』に 収録された新録エクスクルーシブ曲「Love Shines」について聞きせて下さい。

HASEBE:じつは、このメンツでやること自体、悩んでいた。ミックスCDの話があり、リード曲を作る。テーマが“Japanese R&B Hits”だったから、もちろん90年代の国産R&Bも収録することになる。だったら、その時代背景が見える曲、黄金期を彷彿させる曲を作ろうって思ったんですよ(去年の10月に『ageHa』で 行われた)『20th Anniversary -Something Wonderful-』のときにアイコと Zeebraに出演してもらって「今すぐ欲しい」のライヴをやったこともあって、頭にはあったんだけど…簡単には言えなくて。ハードルが高すぎると思ったんけど、ダメ元で頼んでみたわけですよ。曲のイメージもなかったんだけど、「今す ぐ欲しい」の延長線上にある曲で、かつ今の時代とのバランスも取れた曲を作ろうと。

Zeebra:俺はこのメンツでずっとやりたかったから、二つ返事どころか、コンマ 0.1で即答とかそんなノリだったね。それに、HASEBEの『Zeebraは絶対に断るわけがない』という気持ちも感じたし(笑)、俺自身が絶対にいいものができる確信があったからね。

アイコ:私はどんなトラックがくるのか、とにかく楽しみだった。待ってた。

HASEBE:「Love Shines」のメロディ/ボーカル・プロダクションはJeff Miyaharaが担当していて、最終的にアイコがサビを作り直した感じかな。俺から は「大切なものを守る」というざっくりしたコンセプトを伝えただけだったから、2人から「大変だった」って言われたけど、予想以上の形で仕上げてきてくれた。特にヒデ(Zeebra)には申し訳なかったんだけど(笑)。

Zeebra:曲を渡された翌日にラップを録ってくれ、みたいに言われて、「あれ、ってことは今日しかリリックが書く日がないんですか?」状態で(笑)、まあ……結局無理だったんだけど、時間はもらいつつリリックを仕上げた感じかな。「大切なものを守る」というテーマを内包できるリリック。それって、テーマがきちんとあるようでないようなものなんだよ。

アイコ:そう、簡単なことではないんだよね。深くて広い人間愛がテーマだか ら。それに今まで3人で作ってたときって、私がリリックを書いたら必ず話し合いを設けていたの。「私はこういう景色が見えていて、こういう想いを託している」というのを伝える作業。つまりイメージの要素を得てから内容を絞ってリリックを書いてたの。でも、今回は時間がなく会って話す時間もない。Zeebraと話したかったけど、あえて会って話さないのもおもしれえかな! と思って、電話も会話もせず、今回は信じてみました。

アイコさんは久々のHASEBEビートの味わい、いかがでしたか?

アイコ:じつはピンとこなかった。10年以上が経過して3人が再び集まったのに、「なぜそんな過去に目を向けたトラックなの!?」って抵抗があったの。「いまあえてこういった曲をやりたいのか理由を述べよ!」と。いまでこそKAMというグループで活動しているけど、少なくとも10年近いブランクがある。私は“いま”を大事にしているから、そこで懐かしげな曲をやることに一種の途惑いを感じた。時間もなかったし、リリックを書かなければいけない。でも、そこを納得できないと書くことができなかったの。

HASEBE:おっと、これはマズいな……という状況になったわけですよ。これは言葉を選んで慎重に話さないと無理だぞ、っていうすごいプレッシャーに襲われて (笑)。それで丁寧にミックスCDのコンセプトを話して、昨今の90年代サンプリング回帰や、「今すぐ欲しい」から10年以上の時間は経っているけど、それを知らない若い世代にも知ってもらいたいし、リアルタイムで「今すぐ欲しい」を聴いていた人には“その後”を届けるのも重要なんじゃないか、ってことを伝えてね。

アイコ:その話を聞けて、「よっしゃ、書けるかな!」って思えた。私は“いま” やる意味が欲しかったの。リスナーへ何を届けるか、私はどこを向いて書けばいいのかが、ようやく納得できた。

Zeebra:ヒップホップの話になっちゃうけど、ストレートなヒップホップをやろうとすると、どうしても80~90年代の雰囲気になってしまうんだよね。常に最先端を見ていても、その感覚は常に残っているわけでさ。大切なのは、たとえそれが80~90年代だったとしても、やりようによっては“いまっぽさ”が出る、ってことなんだ。俺は最初からそうなるって思ってたし、レコーディングのときも同 じような話をした。だから、俺としては特に心配事はなかったんだよね。

前述の“包容力”につながると思うんですが、歌詞の世界観に驚きました。今す ぐ欲しかったトリオは、大人になったんだなって。

アイコ:本当の愛に気づき始めた歌だからね。例えば私は10年ぶりにZeebraと会ったとき、昔では感じられなかったものをたくさん感じる。瞳の中のあったかさを知るの。それは私の心の中の雲が晴れて、私自身にできた太陽があなたを照らし出している、ということもであると思う。それはZeebraだけじゃなく、いろんな人に当てはまると思うの。そんな愛ですべてを見ていきたい。

Zeebra:自分の気持ち次第で見え方って違ってくるじゃん? 時間が経って始め て気づくことってたくさんあるし、遠すぎて見えないものも、近すぎて見えない ものもあるわけでさ。「Love Shines」ってタイトルになったのも必然という か、ひとつ不安があるとしたら、コッちゃん(K DUB SHINE)が“K LOVE SHINE” とかくだらないことを言いそうなくらいかな(笑)。

アイコ:いいじゃん、それ!

HASEBE:もう言ってるかもよ(笑)。

 

 


そんなZeebraさんのリリックに加え、一番の驚きはフロウだと思います。これは意図的な何かがあったんですよね?

Zeebra:そこはすごい勢いで難しかった。アイコの歌詞を受けて思ったのは、言葉数を増やすのは難しい、ってことだったんだ。歌はラップより言葉数が少ない分、比喩的であったり、じわっとにおわせることがあるじゃん。だから、俺が16小節で細かく説明的なリリックをびっしり詰めるのはダメだと思ったんだ。本来持っている広い感覚を狭めてしまうんじゃないかな、って。それはある種、ラップの短所でもあるのかな、って思わされた。最近はフィーチャリングをお願いされたらテーマに沿って書くことが多かったけど、今回は言葉数の少なさから見て、“フリースタイルっぽさ”が必要だと思ったんだ、ラッパー然とした感じでさ。「Love Shines」は普遍的なテーマであるから、そこでまた必要になってくるのが“フロウ”だった。今回は90年代回帰の曲でもあるから、当時の曲を聴き返してみて、そこで受けたニュアンスを活かした形かな。実際にやってみて、違う人と思えるくらいヤバいものになったと思ってる。フロウするにもキーやピッチはあるわけで、その高低差で振り幅も変わってくるんだ。定義がないから口で説明するのは難しいんだけど、昔ほどフロウに対する固定観念がいまはなくなって きているんだよね。自分の軸はしっかり持ちつつ、曲によって合わせていく感じかな。

アイコ:私は今回のフロウ、好き。

HASEBE:ファースト・テイクはもっと違うものだったんだよね。トーンが高くて、もうちょっと声域が狭かった。でも、それもある意味アリだと思ってたけど、最終的にはヒデに近いフロウに戻ったような気がして、「あ、これが正解かな」って思えたね。

Zeebra:ちょっとやりすぎたかな、っても感じててさ。でも、なんのインフォメーションもナシに「あ、これZeebra?」ってわかってもらえればいいかな。

アイコ:私は今回の制作が本当に楽しかった。3人での作業はもちろん、いままでHASEBEと作った曲のメロは私が担当だったんだけど、今回はJeffにやってもらって、始めて私以外の人にメロとコーラスワークを作ってもらった。その作業がホントに新 鮮だった。ワクワクしたし、感動したし、たくさん学ぶこともあった。最後は何度も抱き合って大喜びして。

HASEBE:あんな楽しそうにレコーディングしているアイコを初めて見た。

Zeebra:常に“闘い”みたいなレコーディングだったもんね。

アイコ:10年前の私だったら火花がバチバチしてたと思う。「邪魔すんな!」って。いまはその感性が眠っているというか、チャンネル自体がふたをされているのかな。いろんな意味で素直になったんだなと。私も大人になりましたから!(笑)

じつは、アイコさんとJeff Miyaharaとのやりとりが気になっていたんですが、 その心配は杞憂に過ぎなかったわけですね。

Zeebra:俺もね、初めは不安でした(笑)。

アイコ:HASEBEも不安がってたよね(笑)。

HASEBE:事前にアイコにお窺いを立てました(笑)。

アイコ:私はそういう風に生きてきたのね。でも、何か行動に移すたび、必ず転機は訪れると思う。そういう時期がくるんだな、って。でも私自身、この3人で こんな早く曲をやるとは思ってなかった。もっともっと後でもいいと思ってたくらいだから。でも、断れないんですよ、HASEBEから電話がくると(笑)。半強制的に参加を促されるというか。それに、“Sugar Soul”という名義を使用するのも考えた。いま出すべきことなのかな、って。でも、このメンツでいると素直な気持ちで「やっぱ私はSugar Soulなんだな」って感じました。

HASEBE:正直、自分もこんなに早い段階で実現するとは思わなかった。作れたと しても、覚悟を決めないと作れないものだったと思うし。しばらくはずっとこの 曲をかけ続けて、“愛”を届けていきたいと思います。

Zeebra:早くライヴをやりたいよね。それに尽きる。俺がいままでやってきた フィーチャリングの曲で一番ライヴをやったのが「今すぐ欲しい」だし、そのライヴがすげえ楽しかったのはいまでも覚えてるくらいだからさ。

最後に、「今すぐ欲しい」→「Love Shines」と続いて、もし三部作の最終作が誕生するのなら、また“欲しがって”もらいたいですね。

Zeebra:どんなのが欲しい?

アイコ:成熟した大人の欲しがり?

Zeebra:それだと具体的なこと言い過ぎてリスナーに引かれそうだな(笑)。

アイコ:プラトニックな愛を歌いたい。セックスに終始しない、精神的にレベルの高い男女の愛。それだったら、リアリティはあるよね。大人になってからの恋も面白いからね。

それはいつぐらいになりますかね。

Zeebra:おーっとまちな、そんな慌てんな。



Text:Akko Matsuda

 


(収録楽曲)
01. Old Nick / Intro
02. DJ HASEBE feat. Sugar Soul & Zeebra / Love Shines
03. DREAMS COME TRUE / 24/7 -Twenty Four/Seven-
04. 露崎春女 / Believe Yourself
05. 嶋野百恵 / Baby Baby, Service (Tasetes Like Champagne Mix)
06. BENI / ずっと二人で(DJ HASEBE REMIX)
07. Old Nick / Friday
08. CHIHIRO / Bitter and Sweet
09. BOO / Smile in Your Face feat. MURO
10. SIS.LINC / Eye Candy
11. Old Nick / Saturday
12. World Famous Old Nick Team feat. MiChi / Saturday Night
13. MIHO / Life
14. m-flo / L.O.T. (Love Or Truth)
15. DOUBLE /BED (DOUBLES) feat. Mummy-D from RHYMESTER & Kohei from MELLOW YELLOW
16. 倖田來未 / 今すぐ欲しい
17. Old Nick / Sunday
18. Can'no / Hikari (DJ HASEBE Remix)
19. UA / 情熱
20. SOUL LOVERS / このままで feat. Ryoji
21. Kirari / Last Piece
22. Old Nick / Monday
23. SONOMI / 一人じゃないのよ
24. Chara / Junior Sweet
25. Sugar Soul feat.Kenji / Garden
26. 傳田真央 / 耳もとにいるよ…~Ring the bells~
27. Bird / SOULS
28. Old Nick / Tuesday
29. Tina / I’ll Be There
30. CHEYENNE / Keep in Touch (Original Mix)
31. EMI MARIA / いえないことば
32. MINAMI / 素直になれる~Maestro-T's Innocent Remix feat.KREVA
33. Old Nick / Wednesday
34. MISIA / つつみ込むように・・・(DJ WATARAI Remix feat.MURO)
35.Love Tambourines / Cherish our Love
36. JAY’ED / CRY FOR YOU
37. AK / Say That You Love Me
38. Old Nick / Thursday


Manhattan Recodings

 

 



FEVER
MANHATTAN NIGHT

DJ HASEBE THE EXCLUSIVES JAPANESE HITS

2011. 8. 5  FRIDAY
OPEN : 23:00
DOOR: 3,500 yen     ageHa Member: 3,000 yen

 

 


DATE : 08.03.2011 | CATEGORY : MUSIC

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