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Manhattan Records“The Exclusives”Japanese Hip Hop Hits Vol.2 mixed by DJ HAZIME
 

2011.11.21

Manhattan Records“The Exclusives”Japanese Hip Hop Hits Vol.2

 

年間を通して日本全国のパーティでプレイし、常に数ヶ月先までスケジュールがビッシリと埋まっている人気DJ、DJ HAZIMEが日本語ラップをミックスしたMIX CD『THE EXCLUSIVES JAPANESE HIP HOP HITS』の第2弾をリリース。今作では新録を2曲収録し、すでに話題沸騰中。今作完成までの舞台裏を語ってもらった。

 




——前作『THE EXCLUSIVES JAPANESE HIP HOP HITS』から1年ちょっとですが、前作をリリースした時にVo.2を出す予定はもうあったのですか?

「企画の時点で第二弾、第三弾の話しはなかったんですけど、前作が話題になってセールスもよかったので、これは次もやろうってことになるのかなって思いましたね」

——前作からのDABO, ANARCHY & KREVAのシングル”I REP”は、いまだにフロアでもかかったりしますよね。

「そうですね。ありがとうございます!」

——今回はどんな感じにまとめようと思いましたか?

「前作は曲の年代の割り振り方やミックスっていう点から言うと、あのスタイルでやって評判がよかったから、今作もオレらしく変えずにやろうって思いましたね。あれが評価されたから、第二弾をやろうってことになったわけだし、だから、続編をちゃんと作るっていうイメージでやりましたね」

——曲の年代の割り振り方にはどのようなこだわりがありましたか?

「古いのだけを入れるっていうのは、絶対に自分のポリシーに合わないっていうか…。HIP HOPってどんどん更新されてる音楽だから。懐かしむだけの、アラフォー、アラサーコンピにはしたくなかったですね」

——では、今回はどのようにして選曲したのですか?

「まず、自分が好きな曲を選びました。次はマンハッタンのスタッフのみんなが入れたい曲も聞いて、その曲をもう一度聴き直したりしましたね。自分のポジションとしては、クラブDJっていうのが一番大きいから、クラブでちゃんとかけれるっていうか、このセットを切り取ってクラブでかけたとしても盛り上げることができるよっていうのがないと嫌でしたね。ただヒットしただけでなく、クラブでかけれるって思わない曲は入れてない感じです」

——今作では自ら収録曲のアーティストに連絡を取ったり、新録のレコーディングを進めたりとA&R的な動きも多かったそうですね。

「会社同士に任せて無駄に時間かかったりするぐらいなら、直に電話して話しをした方がうまくいく場合は絶対そっちの方がいいですよ。人間関係って大事ですから(笑)。」

——HAZIMEさんの好きな日本のHIP HOPはどういうものですか?

「好きな曲っていうより、暗くてオタクっぽい曲は嫌い。一個人っていうより、DJする時の目線でどうしても聞いちゃうから、そうなると、暗いのは嫌いかな。だから、好きな曲っていうと、クラブでガッツリ盛り上がる曲が好きに決まってるじゃんってことになっちゃいますね。あとは、ずっと洋楽文化で育ってきて、日本語ラップはここ15年くらいに身近なものになってきたじゃないですか。だから、なおさら、かっこいいラップ、かっこいいリリックの曲はだいたい好きです。逆にいくらトラックがフロア向けでも、何言ってるか分かんなくて、リリックがダサい曲は嫌い。洋楽文化の反動じゃないけど、日本語だとちゃんと聞き取れて楽しめる分、そこは意識するところですよね」

——アメリカでも、言い回しとか選ぶ言葉がダサかったり、言葉遊びがつまらなかったら、相手にされないですからね。

「そうそう。単純にそういう部分でも日本語を楽しみたいっていう」

——この繋がりが好きだなーという部分はありますか?

「それは全部に気を配ってやってるから、ここの繋ぎイマイチだなーっていうのはないように作ってますよ。これはどのインタビューでも言ってるんだけど、MIX CDって最初から最後まで1枚のアルバムを作るつもりでやってるんですよ。途中の起承転結も込みで。アルバムで1曲目はカッコイイけど、2曲目、3曲目はダサいのとか嫌じゃないですか。だから、極力そういうのがないように気をつけてます」

——MIX CDって聴いてて途中でダレちゃう時とかありますよね?

「それも、わざとダレさせるのと、結果ダレちゃうのとでは、大きく違うんですよ。アルバムでも捨て曲って言うのがあるじゃないですか。それは捨て曲として収録するのか、結果的にあの曲超ダサかったねって言われちゃうのかっていうのは、本人のコントロール次第なんですよ。さすがに、70分、80分間ずっとテンション高いMIX CDっていうのは疲れちゃうと思うんです。そういう意味での起承転結は、オレ的に考えてやりました。トラックがサンプリングものでハードじゃないものを途中で入れたりとか、わざと二枚使いを少なくしてみたりとか、そういう自分なりの工夫ですね」

——今回は全く違うウ゛ァイブスの新録曲が2曲収録されていますが、これらの曲の人選は自身で?

「今回は新録を2曲やりましょうって言われて、2曲同じような曲を作ってももったいないし、せっかくやるなら売れたいし、いろんな層も取り込んで行きたいって思ったんです。ちょっと日本語ラップにまだ手が出ない人とかも。だから、1曲は日本語ラップの蒼々たるメンバーを集めて、もう1曲はいろんな人が聴きやすい曲を作りたいって考えてたんです」

——RHYMESTER &  PUSHIM “そして誰もが歌いだす”のコンセプトはHAZIMEさんが決めたのですか?

「そうですね。この曲の1つ前の般若の”何もできねえけど”は絶対入れたいって思ったんですよ。震災のことをストレートにラップしてて、泣けるんですよ。でも、このテーマをそのままライムスターにやってもらうっていうのは違うと思って…. こんな時だけど、前を向いて生きようっていうか、ポジティブなメッセージにしたかったんです。それも、震災のことや被災者に限定するんじゃなくて、生きてても辛いことはあると思うから、どんな人が聴いても共感できるようにして欲しいってお願いしました。レコーディングの時にリリック聴いてさすがって思いましたね」

——DJとしてミックスで心がけていることは?

「ミックスで心がけてることだけど、単純なこと言っていいですか? つないだ次の曲がカッコ良く聞こえるようにすること。それだけかもしれないです」

——そのためには?

引き出しをたくさん持ってないとダメ。毎回同じ事やっても飽きられちゃうから。曲のインフォメーションが頭にいっぱい入ってないとね」

——最後に、HAZIMEさんが注目している音楽、ファッション、モノなどあったら教えて下さい。

「音楽は毎日出て来る新譜。それ以外に興味ないです。どんなジャンルも。HIP HOP、レゲエ、レゲトン、R&B、ハウス、エレクトロなんでも好きです」

——最近特に好きな曲は?

「毎日新しいの聴いてるから、毎日好きなのがありますね。クラブでかけてて楽しいのは、カニエ&ジェイZの”N***as In Paris”。ちょっと古いけど、あの曲かけてる時は楽しいし、かかってるの聴いてても楽しいですね!」

 

 


Track list


1. MACCHO , NORIKIYO, 般若 &DABO / BEATS & RHYME
2. DABO , ANARCHY & KREVA / I REP
3. NORIKIYO / 折れ鼻のメガネ
4. OZROSAURUS / PROFILE

5. RYUZO / DOG TAG feat. MACCHO

6. D.O.I. / EQUIS.EX.X feat.TOKONA-X (M.O.S.A.D.)
7. NITRO MICROPHONE UNDERGROUND / STILL SHININ’
8. 韻踏合組合 / 揃い踏み

9. ANARCHY / SIDE-B

10. SIMON / ZOO ROCK

11. DABO / おはようジパング~ FALLING IN LOVE AGAIN
12. ECD / MASS 対 CORE feat.YOU THE ROCK & TWIGY
13. 大神 / 大怪我(輸血 REMIX)
14. SHAKKAZOMBIE / 共に行こう
15. BUDDHA BRAND / FUNKY METHODIST

16. LUNCHI TIME SPEAX / GROUND ZERO
17. 餓鬼レンジャー / ラップ・グラップラー 餓鬼

18. PRECOGOOD-ONE & DOBERMAN INC / FIVESTAR LINERS
19. SEEDA / TECHNIC feat. KREVA
20. JUSWANNA / READY OR NOT feat. L-VOKAL & DAG FORCE

21. ZEEBRA / STREET DREAMS

22. K DUB SHINE / 説明不要 PART2 feat.RHYMESTER (MR.DRUNK REMIX)
23. RHYMESTER / リスペクト feat.RAPPAGARIYA
24. SOUL SCREAM / 蜂と蝶

25. スチャダラパー / B-BOY ブンガク

26. PUNPEE & GAPPER/ 僕等地下探索団 (2005)

27. SHINGO★西成 / ILL 西成 BLUES ‒GEEK REMIX-

28. 般若 / 何も出来ねえけど
29. DJ HAZIME / そして誰もが歌い出す feat. RHYMESTER & PUSHIM




TITLE:Manhattan Recordds“The Exclusives”Japanese Hip Hop Hits Vol.2
PRICE:¥2,730
発売日:11/23


Text by Atsuko Matsuda

 

 


DATE : 11.21.2011 | CATEGORY : MUSIC

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